会社情報

弊社は1976年に設立され、以降40年以上にわたり石油・天然ガス井、地熱井、温泉井、地震観測井などの坑井計測サービス業務を行って参りました。1979年には石油資源開発株式会社が経営参加するとともに、マッドロギングシステムを導入し、国内基礎試錐や石油・天然ガス井の掘削モニタリングを開始しました。1994年にはスリックラインサービス部門が石油資源開発株式会社から移管され、坑内計測作業の拡大・強化を図りました。また地熱用高耐熱プロダクション検層ツールやデジタル式マッドロギングSSXシステム等を自社開発するとともに、高温用ボアホールテレビューア、比抵抗型坑壁画像検層ツール、ダイポール音波検層ツールなど時流の先端機器を積極的に導入し、機材の充実とサービスの拡大を図って参りました。直近では、光ファイバー測定システム（DAS、DTS）を導入し、様々な長期モニタリングにご利用いただいているほか、温泉モニタリングシステム「おゆれこ」を自社開発し、源泉や給湯経路の湯量や温度、電気伝導度等のデータをインターネットを介してリアルタイムにお客様に提供することで温泉の管理に役立てていただいております。

現在、国内では温暖化から地球環境を守るため、2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現を目指して積極的なCO₂削減の取り組みが求められています。このような中、弊社の坑井計測技術は、安定した再生可能エネルギー源として期待される地熱開発やCO₂削減の切り札とされるCCS地中貯留事業に活かされています。地熱開発やCCSでは、高温・高圧・高腐蝕性の過酷な環境下での坑井作業が要求されます。持続可能な操業のため、適切な貯留層の管理・メンテナンスが必要とされます。弊社は耐高温・耐高圧・耐腐食性の機器を取りそろえ、品質・信頼性の高いデータを取得・提供するとともに、光ファイバーセンシングを用いた最新技術やIoTを駆使した掘削モニタリングサービス等、安全で効率的なサービス提供を通して脱炭素社会の実現に貢献します。

長年の経験により培われた技術力を元に、時代と共に変化する新しいニーズに応え、持続可能な社会の発展に貢献するべく、これからも最新機器や技術を積極的に導入・開発し、高品質のデータと信頼されるサービスを提供していく所存でございます。 代表取締役社長　金子 賢嗣